2025年4月12日(土)に、2025年度第1回保健医療委員会研修会を開催し、米子コンベンションセンターBiGSHiPを会場に開催しました。募集定員の50名を超えるお申し込みもいただき、当日は補助席を使用するなど一部ご不便もおかけしましたが、参加者皆さんのご協力の下、盛会裏に終了することができました。

お忙しい中遠方よりお越しいただき、当地にてご講演いただきました、森之宮病院 藤井由記代さん、委員の活動報告として各施設の取り組みをご報告いただきました、鳥取県立中央病院 森次奈穂美さん、尾﨑病院 森岡一生さん、米子東病院 大塚智子さん、ありがとうございました。

第1部では、藤井さんより「身寄りのない方への支援」のテーマで、職場や地域内の取り組みに、回復期リハビテーション病棟協会や大阪医療ソーシャルワーカー協会によるデータも交えて、豊富な実践経験も基にした内容でご講演いただきました。第2部では、会員である森次さん、森岡さん、大塚さんからも、幅広い内容で日々の取り組みや社会福祉士会の自身の活用などをご紹介いただきました。

身寄りのない方への支援においては、単に制度やサービスを繋ぐだけでなく、ご本人の尊厳を守り、意思を尊重しながら継続的に寄り添うことが重要であること。さらに、これを地域課題として捉え、地域がいかに一体的に取り組むかが鍵であり、社会福祉士だからこそできること、その可能性と責任を大いに感じる機会となりました。

保健医療委員会の定例プログラムである活動報告会では、各委員から、それぞれの職場の紹介や特徴的な取り組みについてご報告いただきました。今回も、身近な委員からの報告に大いに刺激を受け、多くの元気をいただきました。

最後に、神坂綾理事(保健医療委員会担当)より、「鳥取県社会福祉士会の取り組みと入会のお願い」についてご説明がありました。会員にとっても、本会の沿革や組織構造、成年後見人養成講座や認定社会福祉士制度に紐づいた基礎研修をはじめとする研修体系など再確認する良い機会となりました
また、今回の研修会には多くの非会員の方々もご参加くださいました。2025年度早々のこの研修会をきっかけに、新たに本会へご加入いただき、今年度より共に活動いただければ嬉しいです。
皆様のご入会を心よりお待ちしております。